3.本番前に確認したい面接必勝マニュアル
誰もが緊張する面接の必勝法は、しっかりと準備をすることです。
落ち着いて面接を受けるためにも、事前にポイントを押さえておきましょう。
事前に知っておくと安心な面接の流れ
回答案を準備しよう!
初めての顔合わせの場である面接。緊張してしまうのは普通ですし、当たり前のことだといえるでしょう。
ただし、緊張しすぎて「考えていたことの1/10も伝えられなかった」ではいけません。
一般的に面接がどういう流れなのか?を知り、回答案を考えておきましょう。
基本的な面接の流れ
- 自己紹介について(職歴、経験・実績含む)
- 志望動機について
- 業務内容・諸条件の説明
- 質問タイム
アピールポイントを伝えるシミュレーションをしてみよう!
受け答えのシュミレーションやできたらロールプレイングを行ってみるなどの事前準備を行うことで、 ある程度緊張をやわらげることができます。自分自身をアピールする場になりますので、 アピールポイントもしっかり伝えられるよう考えておきましょう。「研究室で手術を多くこなしてきました」 「ウィルスについての卒論を書いたので、感染症には詳しいです」など、具体的な経験などを アピールすることなども有力です。
聴きもれがないように、質問はメモにまとめて
質問項目をメモなどでまとめておくことも聴きもれをなくすために必要です。 勤務形態などの事務的な事にくわえて、面接先の方針やビジョンなど興味あることを質問することで、 積極性も評価されるのでこのような質問も考えておきましょう。
ベストな面接への訪問時間とは?
早すぎは迷惑になる場合も…
「面接時間のどのくらい前に行くのがベストかわからない。」という声を多く聞きます。 「開始5分前くらい」に訪問するとよいでしょう。動物病院の場合、面接官が院長のケースが多いので、ほとんどの場合、 忙しい診療や休憩時間の合間の面接になります。面接の30分前などあまりに早く訪問してしまうと、 迷惑となる場合が多いので注意してください。
遅刻で損をしないように
遅刻は絶対にNGです。交渉事や面接で遅刻をするとまず「遅れてしまい申し訳ありません」と
いうコミュニケーションが最初に必要になるため、大切な面接の時間を奪われる結果になります。
また、謝罪からはいる交渉については、謝る側がどうしてもマイナスからスタートすることになりますので、
名誉挽回が難しくなります。
将来の職場が決まるかもしれない大切な面接です。必ず経路の確認を事前に行い、 動物病院の場所を30分前に目視してから、近くのカフェで時間を調整する等の努力をしましょう。 やむを得ず何らかの理由で遅刻してしまう場合は、理由とどのくらい遅れてしまうのかを 必ず連絡をしましょう。
当日は必ず履歴書・職務経歴書を持参しよう!
自分を判断される材料と心得て
履歴書と職務経歴書は、これまでのあなたの実績・経験を採用担当者に理解してもらう判断材料なので、 就職にはとても大切な書類です。勤務条件、労働条件(給与や待遇など)を決める上で重要な情報源となり、 企業では書類選考を履歴書で決定する場合もあります。なるべく経歴の中でもその面接先に生かせる経歴や 経験を強調するように書きましょう。
質問は応募書類を元にしたものが大部分
自己PRや志望動機などは、面接の中で必ず行われる質問なので、この書類を元にした質疑応答があるケースもあります。
それを想定して記入するようにしましょう。
なるべく、提出先の採用担当者の気持ちになり、読みやすく見やすいよう要約や見出しをいれるなど工夫しましょう。
また、面接提出前に誤字、脱字の確認を含め、採用担当者の気持ちになって何回か読み返してみることも大事です。
履歴書・職務経歴書の書き方については別途、応募書類の作り方のページを設けておりますので、そちらをご参照ください。
印象がアップする面接時のファッションとは?
第一印象で合否が決まる場合も
相手の印象の大半が「外見で決まる」とよく言われていますが、 実際に、「第一印象で合否を決めた」というくらい場合もあるくらい影響の強いものになるため、 身だしなみである面接時のファッションに加え、目を見て話すなどの話し方や、表情も注意しましょう。
TPOに合わせたファッションを!
判断してもらうものは、外見ではなく、「技術・スキル」である、という考え方もありますが、
獣医師は飼い主様へのフォローアップも行う接客業の一面もあります。
TPOをわきまえたファッションが出来るかどうかも、採用基準のひとつとなり得るのです。
OKファッション 女性編

- ロングヘアの場合は、後ろで1つにまとめる方がベターです。前髪が長いと暗い印象になってしまうので、耳にかけるかピンで留めましょう。 明るすぎるブリーチやカラーはNGです。ポイントは清潔感があること。獣医師は飼い主様から見て、信頼できる印象を持たれなくてはなりません。 面接時も同様に「清潔感」は大切にしましょう。
- シャツまたはニットでもOKです。なるべく胸元が強調されないもの、色の派手すぎないものを選ぶことが大事です。 また清潔感に加えて「機能性」を追加しましょう。面接と一緒に見学も行う場合、上着を脱いで白衣などを着ることもあります。 上着を着やすく、動きやすいインナーにしましょう。
- 黒・ベージュ・ネイビー・グレーなどが無難です。必ずしもスーツである必要はありませんが、ジャケットを着用し、 「きちんと感」を出すようにしましょう。カーディガンなどはなるべく避けましょう。ジャケットは獣医師学会に出席し、 聴講する際にも活用できます。面接を機に、1着買っても良いかもしれません。
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- <ネイル>
- 判断が分かれるところですが、ネイルはない方がベターです。病院の面接では、その人が働けるイメージが重要になります。 ネイルや髪形など、すぐにでも病院で働けるイメージを大切にしましょう。
- <アクセサリー>
- 臨床現場では、何がおこるか分かりません。ピアス等が引っかかって動物にケガをさせてはいけません。 病院内に入るときはスタッフさん達と同じ意識でいましょう。
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ジャケットに合わせ、黒・ベージュ・ネイビー・グレーなどが無難です。フレアスカートなどオーソドックスな形がおすすめです。
獣医師の臨床現場はチームプレーが重要となります。派手な色の服は主張が強く協調性に欠けるイメージを持たれてしまいますので、 オーソドックスなものを選択し、服装での自己主張を抑えていきましょう。
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5cm前後のヒールのパンプスがベストです。色は、黒・茶・グレー系がおすすめ。ストッキングは肌色に合ったものが好ましいです。
獣医師の面接では、動きやすく清潔感のある靴にしましょう。院内(診療スペース)は通常靴を履きかえます。
見学する場合は、靴の用意が必要か事前に確認しましょう。靴を脱ぐ場合を考え、素足でいくことのないように注意しましょう。
OKファッション 男性編

- サイドは耳にかからない程度、襟足はシャツの襟にかからない程度が好ましいです。 前髪は両方の眉が見える長さにし、額を出したほうが明るいさわやかな印象で好感度があがります。 獣医師は飼い主様から見て、信頼できる印象を持たなくてはいけません。面接時も同様に男性のイメージの元になる 「さわやかな印象」は大切にしましょう。
- 白、もしくは淡い色合いのシャツがおすすめです。シャツの場合シワ、襟・そでの汚れが目立つので、きちんと洗濯してアイロンをあてたものを準備しましょう。 臨床現場では、獣医師は白衣着用が原則ですが、インナーは自由に選択ができます。そのため、インナーのセンスで、その獣医師の人となりがわかります。 インナーこそ、しっかりと選びましょう。
- 黒・ネイビー・グレー系がおすすめです。必ずスーツである必要はありませんが、派手なストライプや明るすぎる色のジャケットは避けましょう。 ジャケットは獣医師学会に出席し、聴講する際にも活用できます。また、男性であれば学会前日のパーティーや、教授の謝恩会等で何かと利用する場面も多いです。 面接を機に、1着買っても良いかもしれません。
- スーツである必要はありませんが、好印象を与えるものを選びましょう。チノパンやきれいめのパンツで構いません。 デニム素材のものや、半ズボンは面接にはNGです。獣医師の臨床現場はチームプレーが重要となります。 派手な色の服は主張が強く協調性に欠けるイメージを持たれてしまいますので、オーソドックスなものを選択し、服装での自己主張を抑えていきましょう。
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- <靴>
- 靴下を着用し、革靴を履いていきましょう。服装をきちんと整えていても、靴が汚れていてはせっかくのコーディネートが台無しです。 きちんと磨いた靴で清潔感を与えましょう。病院面接時では、靴を脱ぐ場合もあるため、穴が開いておらず、靴にあった靴下を選びましょう。
- <靴下>
- 黒か濃いグレーにしましょう。また柄のない無地をお勧めします。靴下はボトムスと靴のつなぎ役です。 色は目を引かない黒で問題ありません。また、無地は清潔感があり、逆にカッコよくなります。 また、スーツの隙間から素肌が見えるのは残念です。靴下はくるぶしから上の長さが15センチほどある靴下を選びましょう。
NGファッション

身だしなみで重要なのは、清潔感と誠実さが伝わる服装や髪形にすることです。 派手なものは避け、頭の先から足の先まできちんと気を配りましょう。シワや汚れにも注意します。 派手な色や、ブランドものバッグも避けましょう。小さすぎるバッグもNGです。 A4が入る大きさのものを用意しましょう。雨が降っていても、レインブーツやブーツで行くのは失礼です。 大きな柄物など、インパクトがある服も面接にはふさわしくありません。
- 人は見た目が9割!ポイントは「清潔感と誠実さ」
- 医療現場でかつ飼い主様とのコミュニケーションも重んじられる職場であることから、 清潔感がある身だしなみが大事ですね!その他、挨拶や笑顔、立ち振る舞い等第一印象は重要な要素ですので シミュレーションや面接練習などをするなどの事前準備をしていきましょう。